透析看護師の適性がある人

対応力がある人

透析中は患者の様子を観察しながら適切なコミュニケーションを取る必要があります。透析の準備から終了までの一連の流れは毎回同じですが、透析装置の操作や穿刺などを行う際は緊張感を持って取り組まなければなりません。一連の流れの中で、患者のケアを実施する対応力が求められます。

チームで動ける人

チーム医療で透析治療を行う場合、医師と看護師だけでなく、臨床工学技士、理学療法士、薬剤師、管理栄養士、医療ソーシャルワーカーなど、あらゆる職種と連携します。各専門分野のスタッフがそれぞれの視点で患者を支えていくためには、チーム全体での情報共有が欠かせません。それぞれが協力し合い、皆で患者の健康を守っていくという意識が必要です。

オープンフロアが気にならない人

透析室のほとんどはオープンフロアになっています。そのため、患者への対応や処置は同僚だけでなく他の患者の目にも触れます。周りに見られているというプレッシャーを感じず、自分の仕事を正確にこなせる人は透析看護師に向いているでしょう。

コミュニケーションが得意な人

患者の些細な変化に気づくためには、日頃からきちんとコミュニケーションを取らなければなりません。その都度状況や状態を確認し、不安や苦痛を感じているようなら寄り添ってケアをする必要があります。透析を長い間受けている患者から指摘を受けることもありますが、真摯に受け止めて次からの業務に活かす意識を持てる人には向いているでしょう。

ルーティンワークが得意な人

透析看護師の仕事は特殊ですが、一度覚えてしまえば後はルーティンワークになります。そのため、ルーティンワークでも飽きることなく、業務の効率化や些細な改善点にも目を向けられる人に向いています。

専門性を高めたい人

透析看護師の仕事は、慣れない頃は覚えることが多く大変に感じます。しかし、スキルを習得できればその後は専門家として活躍していくことができます。透析を必要とする患者は年々増えているため、早い段階でスキルを習得できれば今後のキャリアにプラスに働くでしょう。

プライベートと仕事を両立したい人

プライベートと仕事を両立したい人にも向いています。日勤のみの職場が多く、その中でも比較的給与は高い方なので、自分のライフスタイルを優先できます。ただし、勤務形態や手当の内容などは職場によって異なります。勤務時間や勤務地、給与などの条件については、応募前に必ず確認しておきましょう。