透析看護師の魅力や仕事の探し方

透析室での働き方について

wave
多様な働き方の中から選べる

多様な働き方の中から選べる

透析室は自分に合った働き方を実現できる職場です。具体的にどういった働き方があるのか見ていきましょう。


働き方は多様化している

透析室の仕事というと、「日勤のみ」「曜日ごとに患者が分かれている」「土曜日も出勤する」「透析が長引くと残業になる」などのイメージを持つ人が多いようです。しかし、これらのイメージに当てはまらない働き方も最近は増えてきました。透析時間や透析頻度は、患者のライフスタイルに応じて多様化しています。

様々な透析スタイル

一般的な透析スタイルとして挙げられるのが「日中透析」です。週2~3回の頻度で午前中に透析を開始し、夕方前に帰宅するという流れです。昼食は透析を受けながら摂ることが多く、透析日は患者ごとに決まっています。すでに仕事をリタイアしているか、透析のために仕事を休める患者に向いている方法です。この場合、日勤のみの勤務となります。また、土曜日も出勤することがあります。
日中の時間を多く確保したい人が受けるのが「早朝透析」です。朝6時頃から透析を開始し、昼には終了します。仕事と透析を両立したい患者に人気があります。この場合、勤務は早出出勤となります。働く側も日中の時間を多く確保できるといったメリットがあります。
次に「夜間透析」です。こちらは、17時頃まで仕事や学校がある患者が、その帰りに透析を受ける方法です。18時頃から透析を開始し、22時頃に終了します。仕事や学校を休まずに透析を受けられるため、日常生活への影響が少なく済みます。この場合、勤務は時差出勤や準夜勤になります。
睡眠時間を利用して行う透析を「オーバーナイト透析」と呼びます。こちらは、宿泊設備のある透析室で行われます。約8時間の長時間透析が可能であり、負担が少なく済むといったメリットがあります。ゆっくりと休みながら透析を受けたい患者に人気の方法です。また、朝に透析が終了し、そのまま仕事や学校に行ける点も人気の理由の1つです。この場合、勤務は夜勤となります。

まとめ

このように、日中透析、早朝透析、夜間透析、オーバーナイト透析と様々な透析スタイルがあり、それに応じて勤務時間が異なります。例えば、「朝は祖父母が子どもの面倒を見てくれるが、できるだけ早めに帰宅したい」という人は早朝透析を行っている職場がおすすめです。「スキルアップを目指しつつ給与も重視して働きたい」という人は、夜間透析やオーバーナイト透析を行っている職場がいいでしょう。透析室の仕事は、働く時間を自由に選べます。自分が重視するポイントを明確にした上で、それに合った職場を選びましょう。

スキルアップを目指す看護師へ

Twitter